2016-01-13 一瞬の価値 「0.002秒」 地球の自転は24時間ですが、正確には 毎日0.002秒、長くかかっています。 昨年7月1日の「うるう秒」は、 微妙なズレの調整でした。 一瞬の中に、ドラマあり。 瞬く間もない刹那に、 全てを投入する研究者がいます。 原子番号113番は、合成の 0.002秒後に崩壊する新元素です。 しかも、50兆回衝突させて、 1個できるかどうかの難しさ。 実験に打ち込むこと30年、 膨大な労力による新発見です。 極小の時間に、 極大の可能性がある。 人の一生もしかり。 なぜ延命治療までして 1分1秒でも長く生きねばならないか。 宇宙の歴史と比べても、 「一瞬」で消え去る儚い生命ですが、 その価値は極めて重いからです。